2015年竣工
本計画は、キャンパスの中央部に位置する図書館の老朽化改善と、図書館機能の今日的要求に対応する更新を図るための改修計画です。
エントランス部の半円形ホールはトップライトを持つ2層吹き抜けの空間であり、図書館ゲート位置を変更し、新たにブラウジング空間として整備するとともに、ホールに面する諸室は、RC壁を撤去しガラススクリーンとし、内部の活動が感じられる計画としました。
サービスカウンター前のメインホールは高さ8mを持つ空間であり、約4mの書架をホールの両側に配置することにより、図書館であるという印象を与えるよう計画しています。
1階は雑誌コーナーのほか、少人数から大人数まで、図書資料やパソコンを利用して学習・発表ができる様々なコーナーをもつラーニングコモンズとして整備するとともに、2階は、本の迷路のように作られた書架空間を持つ閲覧室や、大型モニターでプレゼンの練習もできるグループ学習室などを整備し、学生が自発的・主体的に学べる居心地よい図書館を目指しました。
建築主 | 学校法人明治学院大学 |
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所在地 | 神奈川県横浜市 |
主要用途 | 図書館 |
敷地面積 | 199,232㎡(キャンパス全体) |
延床面積 | 4582.30㎡(図書館棟) 2882.62㎡(改修部分) |
構造 | RC造 |
階数 | 地上2階、地下2階 |