2023年竣工
本建物は、青葉山北キャンパスの附属図書館北青葉山分館と北青葉山厚生会館を一体的に改修し、新設の渡り廊下でつないだ建築です。性質の異なる2棟を緩やかにつなぎ、学生の多様な学びと生活をフレキシブルにサポートする新たな共創拠点として再生するという大学の計画のもと、3棟を一体化することで多様な交流を育み、新たな発見・出会い・好奇心を刺激する青葉山北キャンパスの知的活動拠点として新たな学生の居場所を創出しました。外観計画としては、既存図書館と既存厚生会館は色彩を合わせることで、2棟の建物の歴史の継承を表現し、キャンパスの調和を図るとともに、新設の渡り廊下は2棟をつなぐ新たな共創拠点として先進性を表現した。学生の居場所となる部分は木目調の床材や天井材、木マリオンのカーテンウォールを採用し、温かみがある空間としました。また、一体的に整備する3棟については、環境に配慮した技術を積極的に利用することで、脱炭素化に向けた国立大学の先導的モデルとして「Nearly ZEB」を実現しました。
建築主 | 国立大学法人東北大学 |
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所在地 | 宮城県仙台市 |
主要用途 | 大学 |
敷地面積 | 761,631㎡ |
延床面積 | 増築 325㎡ 改修 4,811㎡ |
構造 | 厚生会館:RC 造 改修 渡り廊下:S造 新営 図書館:RC 造 改修 |
階数 | 厚生会館:地上2階 渡り廊下:地上1階 図書館:地上3階 |
改修 | ○ |
新築 | ○ |
BELS表示 | Nearly ZEB |