2018年竣工
移転した県立高校の校舎跡地に、新たな5つの小学校の統合校として計画されました。
広い敷地にのびのびと2階建として計画を進めました。冬季の北西風から子どもたちを囲うように、それぞれの地域からの送迎バスのためのロータリーやアプローチ広場を設け、登下校に配慮しました。
校舎はHの文字をヨコにした形で、主に南側に普通教室、北側を特別教室とし、学校の中心に図書室を設け日常的に使いやすい配置としています。アプローチ広場から最も近い位置には、多目的ホールを設け地域の方の利用にも配慮しました。のびやかな廊下にはメディアスペースを設けると共に、木を積極的に用いた内装により、豊かな学習、交流環境を整えています。また、普通教室廻りは熱源として、木チップボイラーとオイルを併用したハイブリッド方式による温水床暖房を施し、バイオマスエネルギーによる省エネを図っています。
建築主 | 一関市 |
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所在地 | 岩手県一関市 |
主要用途 | 小学校、特別支援学校(岩手県) |
敷地面積 | 51,499㎡ |
延床面積 | 7,194㎡ |
構造 | RC造 |
階数 | 地上2階 |