2010年竣工
2校統合により移転新築となった学校です。市職員・地域の皆様・学校の先生方・保護者等で構成された学校建設委員会による意見交換会や事例見学会など、様々なワークショップを行い、意見聴取→提案→協議→意見聴取を繰り返す中で、よりよい学校の姿を追求していきました。風景に溶け込む瓦屋根の校舎、降雪時の雪をしっかり受け止める庇や雁木風のバルコニーなどの周辺との調和を設計に反映すると共に、積極的な地域利用に配慮した配置計画を行っています。また、両校の記念樹や記念碑、門柱を持ち寄り、大切にされてきた学校の歴史を再現するなど、記憶の継承と愛着を育む学校づくりを図りました。
中庭をもつ「コの字型」プランで明るく伸びやかな学び舎を構成し、先人達の残した学校林から切り出した木材を利用したぬくもりある内装計画、生徒数の推移に配慮した教室配置など、ここにしかない学校の実現を目指しました
建築主 | 一関市 |
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所在地 | 岩手県一関市 |
主要用途 | 小学校 |
敷地面積 | 20,090㎡ |
延床面積 | 5,263㎡ |
構造 | RC造 |
階数 | 地上2階 |