2009年竣工
当大学病院は、1991年に患者、医療従事者のアメニティとクリティカル・ケア・センターの二つの理念を掲げ、再開発計画を策定、Ⅰ期工事では626床の移転、Ⅱ期工事で566床、Ⅲ期で外来棟を建設、 2009年に完全竣工の病院です。
当時の国立大学病院としては初の免震構造を採用、阪神大震災クラスの地震時にも機能が継続できる日本最大級の免震建物を実現しました。
病院の構成は、低層部に手術室を核とした中央診療施設、高層部には特に生死を短時間で分けるような重篤患者に対する専門病棟群(Critical Care Centar)を配し、縦の動線で結ぶ構成としました。外来診療棟は、中央診療施設、病棟施設に隣接するため、アメニティに配慮した3層吹抜けの明るいホスピタルモールを設け、患者の目線に立った視認性のある、使いやすい施設としています。
建築主 | 国立大学法人九州大学 |
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所在地 | 福岡県福岡市 |
主要用途 | 大学病院 |
敷地面積 | 312,557㎡ |
延床面積 | 141,029㎡ |
構造 | SRC造(免震構造) |
階数 | 地上11階、地下1階 |