2011年竣工
福井市のほぼ中心に位置する女子高校であり、老朽化した校舎・体育館の現地での改築工事です。仮設校舎なしの移行計画を基本として、第1期に教室を中心とした本館を、第2期で体育館兼講堂を整備して渡り廊下で繋ぐ計画としました。
内部は、生徒間の自主的な交流の促進をテーマとし、小ステージを持つ玄関ホール、各階に設けたラーニングステーション、光庭を囲んだ回廊などを計画しました。最上階には日本の文化を体験するための茶室を屋上庭園と一体で計画しました。
建物外観は、周辺の歴史環境との調和を図りながらも、明るく独自性のあるデザインを心がけて、外壁1階部を存在感のある炻器質のタイルで、上階をモザイクタイル・コンクリート打放し・白色系吹付けを用いて、大きな壁面にリズムと豊かな表情を創出しました。また、屋外にも、水景やモニュメントなどを設け、学校のシンボルとして生徒たちの記憶に残る学校としました。
建築主 | 学校法人福井仁愛学園 |
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所在地 | 福井県福井市 |
主要用途 | 高等学校 |
敷地面積 | 7,664㎡ |
延床面積 | 9,715㎡ 校舎 / 3,194㎡ 体育館 |
構造 | 校舎 RC造 / 体育館 RC造(一部S造) |
階数 | 校舎 地上6階 / 体育館 地上3階 |