2015年竣工
本施設は、日本有数のアクア・イノベーション研究拠点となるべく、その研究に相応しい環境配慮型の研究施設として計画しました。建物は30m×30mの柱無空間を持ち、1階エントランスホール、2階展示ホール、3階以上が研究オフィス、その他の実験空間にて構成されています。2層吹抜けのエントランスホールのほか、各階に信州の山々が眺望できるコミュニケーションルームを設け、研究者たちの憩いの場を創出しました。
外観は、南北面の4層のダブルスキンカーテンウォールと、木質およびアルミ製の2種類のルーバー、最大の特徴となる太陽光発電パネルにて覆われています。太陽光発電パネルは外皮ルーバー、カーテンウォール、屋上の機械置場上部にも組み込まれ、全体で450kwの発電量を確保しています。その他環境配慮として、燃料電池、地中熱利用、自然換気などを行い、環境配慮型施設としてCASBEE Sランクを実現しました。
建築主 | 国立大学法人信州大学 |
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所在地 | 長野県長野市 |
主要用途 | 大学 |
敷地面積 | 83,318㎡ |
延床面積 | 10,374㎡ |
構造 | S造 |
階数 | 地上7階、地下1階 |