2006年竣工
建物の耐震性と機能性の向上をめざした改修建物です。耐震改修は工期短縮とコストのバランスを考え、タイル打ち込みPCコンクリートと現場打ちコンクリートを併用したハイブリッド工法アウトフレームと、耐震壁の増設を併用いたしました。
アウトフレームの採用により、新築建物とも共通化されたタイル・庇・手すり等によるメカニカルバルコニーの確保が可能となり、工学部の建築群として調和のとれたキャンパスの形成をすることができました。
さらにメカニカルバルコニーの確保により、将来の実験機器の更新や設備改修の対応が容易となるなど、工学部の研究棟として、フレキシビリティの確保に大きな役割を果たすことが可能となりました。
建築主 | 国立大学法人名古屋大学 |
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所在地 | 愛知県名古屋市 |
主要用途 | 大学 |
敷地面積 | 698,080㎡ |
延床面積 | 5,390㎡ |
構造 | RC造 |
階数 | 地上4階 |