1998年竣工
大学附属の病院であると共に、県民の診療・治療の中心的役割を担う施設であるため、病院外来患者と学部関係者の動線について、特に配慮した計画としました。
病院全体からは、四周に展開する太平洋・和歌の浦・紀三井寺・秋葉山等の豊かな自然を眺めることができ、この景観を入院患者が満喫できるような計画としました。
病床構成4床室、1床室を基本とし、回復期の患者を主体とした4床室のエリアと症状個室エリアとを明確に区分し、各エリア毎に空気環境を明確にすることで、院内感染防止及び患者の治療内容に対応した適切な病棟環境を形成しました。また、教育病院として、病棟におけるスタッフエリアと病室エリアとを区分することにより、入院環境と研究環境相互の機能が明確となる計画としました。
建築主 | 和歌山県 |
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所在地 | 和歌山県和歌山市 |
主要用途 | 大学、病院 |
敷地面積 | 88,214㎡ |
延床面積 | 大学 53,753㎡ / 附属病院 84,440㎡ |
構造 | RC造、SRC造、S造 |
階数 | 大学 地上11階 / 附属病院 地上13階、地下1階 |