2002年竣工
分散配置+老朽化した旧病院を一部解体・新館増築・大規模改修を実施し、高度医療サービスと快適空間の提供を目的とした改築計画です。
施設は地階にエネルギー・サービス部門、1・2階に外来・中診部門、3~5階に病棟部門とし、施設計画の制約の中でも患者の移動ストレスの軽減、人・物品の完全垂直搬送を可能としました。また病棟は木質系の内装・複廊下形式とし、個室と分散トイレを有する4床室で構成しました。
外観は、暖色系の外壁タイルと正面のパネルにより、周辺の住宅地の環境と調和し、精一杯の医療サービスの様が外に溢れ出る暖かさを表現しました。
内部についてはアメニティにあふれる安らぎの空間を、光・仕上げ素材・色彩等で多面的に演出をしました。玄関ホールは、2層吹き抜けの立体的な心地よい光、城下町の現代的表現等によって居心地の良さと、金沢らしさを演出しました。
建築主 | 国家公務員共済組合連合会 |
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所在地 | 石川県金沢市 |
主要用途 | 総合病院 |
敷地面積 | 10,090㎡ |
延床面積 | 7,951㎡ |
構造 | SRC造 |
階数 | 地上5階、地下1階 |