2002年竣工
我が国のスポーツの国際競技力向上を図るため、スポーツ医・科学研究とその成果を踏まえた科学的トレーニング場の提供、またスポーツに関する情報の収集・蓄積・提供を行う機関として国立西が丘競技場構内に整備した施設です。
施設構成は、動的なスポーツゾーンと静的な研究ゾーンとに大別し、両ゾーンの機能的・建築的性格の違いからくる影響(騒音・振動等)を考慮し、かつ各々の機能の有機的な連携が図れる計画としました。大空間を内包させるための構造体は、メガフレーム鉄骨トラスを採用し、その構造体の表す力強いフレームを外観デザインにいかし、スポーツの持つ力強いイメージを施設のシンボルとして表現しました。
敷地は地域の公園として利用される現況に配慮し、オープンスペースとしての機能を保存し、地域コミュニケーションを促す空間づくりに努めました。
建築主 | 建設省関東地方建設局 |
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所在地 | 東京都北区 |
主要用途 | 体育施設 |
敷地面積 | 16,219㎡ |
延床面積 | 27,528㎡ |
構造 | SRC造 |
階数 | 地上7階、地下2階 |