2023年竣工
大船渡第一中学校は、周辺3中学校が第一中学校に統合するにあたり、新たな地域・生徒が更なる飛躍を目指す、主体的・対話的な教育環境を持ち、安全で思い切り活動できる施設として設計しました。
敷地北側に4階建て校舎をコンパクトに配置することで、仮設校舎を使用せず、工期・コストを最小限に抑えつつ、建設中・建設後の屋外運動スペースを最大限に確保しています。スクールバス、自転車、徒歩で登校する生徒が安全に登校できるよう、南西側の既存正門を生かし、敷地内に豊かなアプローチ空間・広場を設けることで、統合校に通うすべての生徒が一緒に学校に通う環境としました。
校舎は、光庭・大階段を中心とし、明るく通風に優れた環境とするとともに、南側の2階から4階に学年ごとの普通教室ゾーンを設けています。水害時の浸水想定高さ以上に床レベルを設定し、アプローチ空間を利用しながら、建物周囲の高さを調整し、造成を最小限に抑える計画です。
建築主 | 大船渡市 |
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所在地 | 岩手県大船渡市 |
主要用途 | 中学校 |
敷地面積 | 33,284㎡ |
延床面積 | 7,959㎡ |
構造 | RC造 |
階数 | 地上4階 |
その他 | 撮影:(株)エスエス 東北支店 |