2015年竣工
本計画は学校法人香川学園創立110周年記念事業として、新たに学校全体の本部機能と生徒の学習・生活拠点となる校舎棟本館の建替え計画です。
1階は管理ゾーン、2・3階は生徒の学習・生活ゾーンからなり、2階に配置した生徒昇降口への屋外大階段や1階ピロティを通じて見える中庭、宇部の街並みへの眺望を意識した開放感あるファサードは、地域から日常的に生徒の活動が見えることを意図して計画しています。また、内部空間は大開口に面して吹抜けや直階段・ラウンジ等を設けることで各階をゆるやかにつなぎ、人と風と光の行き交う、大らからかで一体感のある空間構成としました。
外観計画については、学校正門から目立つ方位の外壁面を、表情豊かなせっ器質タイル貼りとコンクリート打放しの組合せとし、列柱および木調ルーバーをあしらった庇のある屋外大階段を設けるなど、重厚さと軽快さを併せ持つ年代を超えて親しみの持てる外観形成を図りました
建築主 | 学校法人香川学園 |
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所在地 | 山口県宇部市 |
主要用途 | 中高一貫校 |
敷地面積 | 24,900㎡ |
延床面積 | 4,022㎡ |
構造 | RC造(一部S造) |
階数 | 地上3階 |