2019年竣工
この建物は老朽化が進んだ短期大学部(保育学科・食物栄養学科)を2019年4月より大学キャンパスに移転することにより計画されました。一般教養課程に使用する講義室や図書館・食堂・サークル施設などは大学生と共用することもあり、食堂棟の南側・大学の看護学部棟と対面した配置で中庭を形成する形態としました。この配置は学園の基本構想に沿ったもので、新たな学部の増設スペースや体育館の移設地など、将来の少子化や社会変化にも対応可能な計画としています。
建物は2階建てで、平面構成は西側に廊下、東側に実験・実習室を設けた形態です。建物西側の職員駐車場は将来構想の同規模諸室の増築スペースとしております。
外観は大学の外壁に使用した土色のスクラッチタイルを1階部分に用い、上部は白系のセラミック板として同敷地に隣接する大学施設のデザインと調和をさせています。
建築主 | 学校法人 香川学園 |
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所在地 | 山口県宇部市 |
主要用途 | 大学 |
敷地面積 | 52,713㎡ |
延床面積 | 1,320㎡ |
構造 | S造 |
階数 | 地上2階 |