2010年竣工
10ヵ年にわたる病院再整備計画の第一弾として位置づけられる本計画は、病棟における療養環境の改善のために6床室を解消し、4床室を中心に個室も大幅に増床した病室構成としています。 平面的には、スタッフステーションを中心とした三角形のコアを取り囲むように病室を配置し、既設病棟と渡り廊下で接続したシンプルで分かりやすい計画としています。また、機能性や安全性、バリアフリー等の環境整備に加え、レストランや売店、多目的ホールといったアメニティー空間の充実を図っています。
省エネルギーの手法として、南面へのルーバー付バルコニーの設置、複層ガラス(一部Low-Eガラス)の採用、デッキスラブ採用による型枠材料の削減などを盛り込むとともに、地盤改良による地業工事、大スパン架構や鉄骨梁の採用による躯体費用の削減、内装のユニット化等により総合的なコスト縮減を実現しました。
建築主 | 国立大学法人富山大学 |
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所在地 | 富山県富山市 |
主要用途 | 大学病院 |
敷地面積 | 321,891㎡ |
延床面積 | 13,250㎡ |
構造 | SRC造(免震構造) |
階数 | 地上7階 |