2015年竣工
当該施設は、医学部・歯学部・薬学部が共用し、各分野の実験研究室や医療職業人を育成するための実習室・シミュレーション室、臨床能力テスト(CBTやOSCE)のための試験室、加えて系統解剖実習室や法医解剖室を複合的に構成した施設です。
環境配慮と長寿命化の観点から屋外シャフト方式を採用し、設備配管の更新・変更・増設等が屋外シャフト内で自由に行える計画としました。屋外シャフトやサッシ上部の配管ダクトを隠すルーバーは、室内への日射遮蔽の役割も果たしており、省エネルギーとデザインの融合を図っています。
その他高断熱化等も行い、CASBEEではAランクの評価となっています。
外観は、周辺の実験研究施設と同じ材料や色調を採用することで校舎群としての「まとまり」を確保しながらも、各階南東角に配置するリフレッシュラウンジにはガラスブロックを用い、特徴ある要素も取り入れた計画としています。
建築主 | 国立大学法人岡山大学 |
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所在地 | 岡山県岡山市 |
主要用途 | 大学 |
敷地面積 | 135,270㎡ |
延床面積 | 7,725㎡ |
構造 | SRC造 |
階数 | 地上7階 |