2020年竣工
本計画は、川崎町内にある中学校3校の統合校として、旧川崎中学校の体育館を残し、新たに校舎・渡り廊下を新設した計画です。
建物は3階建てとし、中庭を中心とした回遊性ある片廊下型の施設構成により、採光や通風しやすく、他のフロアーの活動も感じられ、主体的な活動や学校全体の一体感を促す計画としています。教室エリアは、学年ごとに多目的ホールを設け各階南側に配置し、特別教室は屋外デッキなど様々な活動領域を持たせながら回遊性のある廊下で接続しています。
1階昇降口前に設けた大階段は、異学年交流や発表の場としても活用でき、中庭と一体となった多様な利用ができる計画としています。
地域開放機能を高めるために、体育館にメモリアルホール・ミーティングルームを備えた増築を行い、また、町の木であるイチョウの葉をデザインモチーフとしたビッグルーフと2階渡り廊下でつなぐことで、災害時の支援活動と体育館の利便性向上を図りました。
建築主 | 川崎町 |
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所在地 | 福岡県川崎町 |
主要用途 | 中学校 |
敷地面積 | 28,815㎡ |
延床面積 | 8,177㎡ |
構造 | RC造 |
階数 | 地上3階 |