2023年竣工
本建物は患者本位の医療と地域医療課題の解決を目指し、地域災害拠点病院としてBCP対策に於ける機能継続の為に自家発電機を搭載した免震構造の増改築整備の設計です。
計画地が3方を既存建物に囲まれた狭隘敷地であったため、日影規制、隣棟間隔による採光確保、既存棟との接続及び史跡等の与条件から建設可能なヴォリュームを導き出すのに苦心しました。
病棟病室のトイレは廊下から利用することで、患者さんのプライバシーに配慮しました。
病室は将来4床室を個室2室への転換に対応可能なよう、3.1mモジュールとし、ユニットシャワートイレ等の水廻り部分は、あらかじめ床躯体を下げ、鋼製床組による配管スペースとして計画しています。
各病棟にはサブのスタッフステーションを設けることで、スタッフの作業動線の短縮化と医療スタッフ滞在型による看護ケアの向上を図りました。
建築主 | 国立大学法人弘前大学 |
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所在地 | 青森県弘前市 |
主要用途 | 大学病院 |
敷地面積 | 93,683㎡ |
延床面積 | 18,580㎡ |
構造 | SRC造、一部S造 |
階数 | 地上9階、地下2階 |