2015年竣工
当該施設は、大学に求められているCOC(Center of Community)機能のうち、地域への支援・社会に向けた窓口を設けるとともに、地域との対話を可能にするフューチャーセンター機能を有する拠点施設を整備するもので、地域イノベーション戦略を担う人材の育成を図ることを目的としています。地域住民・学生・留学生・教職員など様々な人とのコミュニケーションや学習支援も含めた複合的な施設です。
1階と2階は、隣接する食堂及び学生支援センターに接続し、キャンパスにおける福利厚生・交流施設の中心として機能する計画としています。3階学習支援ゾーンは、自学自習や総合的な指導の変化に対応可能な大空間を確保しています。4階国際センターは、留学生等が相談しやすい空間とするため、カウンターと書棚で低く区切り、開放的にしています。5階フューチャーセンターは、利用者に対して多種多様な対応を可能にするため、間仕切りのないオープンスペースとしています。
外観は、周辺施設と同じ材料や色調を採用することで建物群としての「まとまり」を確保しながらも、南面は水平のデザインを強調した連窓の開口を用い、特徴ある要素も部分的に取り入れた計画としています。
建築主 | 国立大学法人徳島大学 |
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所在地 | 徳島県徳島市 |
主要用途 | 大学 |
敷地面積 | 59,202㎡ |
延床面積 | 3,390㎡ |
構造 | RC造 |
階数 | 地上5階 |