2024年竣工
徳島市に本部を置き、2025年に創立130周年を迎える、徳島文理大学の香川キャンパスの全面移転プロジェクトです。香川県志度市にある敷地約11.6haのキャンパス機能を四国の玄関口であるJR高松駅の隣接地に移転・集約し、5学部10学科3研究科の教室・研究施設・図書館・体育館・音楽ホール・食堂等を兼ね備えた「都市型キャンパス」として整備します。施設は、地上18階地下1階の東棟と地上9階の西棟により構成され、棟間の接続部分にEV・エスカレータの動線・WC・シャフトを集約して設けました。東棟は主に研究室・講義室で構成され、地下1階には駐車場、地上18階には瀬戸内海を見渡せる茶室と展望デッキを整備します。西棟には800席の音楽ホール・図書館・アリーナ等を設け、地上9階の屋上部分は人工芝の屋外運動スペースとして整備します。図書館は施設の中間である6、7階に設け、立ち寄りやすさに配慮するとともに、協働学習の場として整備することで、学びと交流の拠点となるよう計画しました。その他、エスカレータホールへのラウンジ整備、食堂の営業時間外の学習利用への活用等、施設内の学生の居場所の充実を図りました。敷地の東西にはエントランス広場、薬草園を設け、地域に公開された都市空間を整備するとともに、エントランス前には敷地の高低差を生かしたベンチを設けることで、学生と地域との交流促進を図っています。
建築主 | 学校法人村崎学園 |
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所在地 | 香川県高松市 |
主要用途 | 大学 |
敷地面積 | 6,350㎡ |
延床面積 | 38,121㎡ |
構造 | SRC、RC 造 |
階数 | 地下1 階、地上18 階 |