2015年竣工
キャンパスにおいて国際学部棟と講義室が集中する「教室ゾーン」のキャンパスモールに面した位置に、学生のアメニティ向上のために設けられた学生ラウンジの計画です。
建物は大スパンをもつ鉄骨造を採用し、個人での休憩からグループ学習・集会など、様々な利用ができるよう、フレキシビリティのある無柱空間を実現しています。
片流れの勾配天井とガラスカーテンウォールにより、明るく開放的で快適な空間を演出し、そのガラス面を通して建物内外の様子を視覚的に連続させることで、学生たちの活動の様子や講演会等のイベント風景などがキャンパスモールに溢れ、賑わいある景観の創出を図っています。
内装については、木とアルミの複合サッシや天然木材の床・壁を採用し、木の温もりを感じさせる軽快でシンプルな空間とするとともに、十字をモチーフにした照明器具や聖句サインを設けることで、明治学院大学らしい、清楚かつ洗練された形で『建学の理念であるキリスト教を感じることのできる空間』を表現しました。
家具については、カウンター席の他、組み合わせて利用できる角机や大テーブルを採用し、1人から多人数まで用途や雰囲気により居場所を選べる計画としています。家具の配色においても、内部側は茶系等の落ち着きのあるものを、外部側は原色を用いたカラフルなものを採用し、1、2年生の主な学習・活動の場である横浜キャンパスらしい、若々しく活発なイメージを持たせています。
建築主 | 学校法人明治学院 |
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所在地 | 神奈川県横浜市 |
主要用途 | 大学 |
敷地面積 | 201,576㎡ |
延床面積 | 482㎡ |
構造 | S造、一部RC造 |
階数 | 地上2階 |