2002年竣工
建物はキャンパス内の既存構内道路を跨ぐような形で、東西に異なる二つの用途をもっています。
東側はキャンパス中央に広がる芝生広場に面し、2層の食堂とレセプションホールで構成し、一方西側は約6mののり面を切り込むような形で、会議室や可動席をもつ平土間の多目的ホールで構成されています。
構内道路を跨ぐ部分は、レセプションホールと多目的ホールのホワイエとして機能しており、講演会からレセプションへの展開や発表会から展示会への連続等、多様な相互利用が可能となっています。矩形の比較的壁の多い西側に対し、円形の東側はガラスを多用した開放的な空間とし、芝生広場に連続させています。また、レセプションホールは、屋根を支える張弦梁が連続する構造空間とし、大学のもつ先進性を演出しました。
建築主 | 国立大学法人東京工業大学 |
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所在地 | 神奈川県横浜市 |
主要用途 | 大学 |
敷地面積 | 225,484㎡ |
延床面積 | 3,320㎡ |
構造 | RC造(一部S造) |
階数 | 地上3階 |