2017年竣工
教育学部新設に伴う新校舎(アリーナを含む)の設計です。
新校舎は、既設中庭への建設となったため、既存樹木、芝生広場を残すようにL型に配置とし、豊かな環境をできる限り保存できる計画としました。
外観は、既存建物の構成要素である白い壁、温かみのあるタイル、アクセントとなるスタッコ壁、力強い打放し壁をバランスよく配し、既存建物や固辺環境との調和を図っています。
平面的には、1階から3階に、講義室、模擬教室などの各種実習室を配し、4階は研究室空間となっています。
各階には、学生のアクティブラーニングを促すラウンジ空間を確保しました。
また、研究室空間は、各研究室の前に、廊下と視覚的に連続する打合せコーナーを計画しています。これは、大学創設時からの研究室の考え方を踏襲したもので、学生が立ち寄りやすく、教員とコミュニケーションが図りやすくなっています。アリーナに近接して、音楽練習室が設けられており、実習や課外活動にも利用できる計画となっています。また、アリーナは、スポーツ用弾性シートを採用し、多目的利用や災害時利用も踏まえた計画としました。
建築主 | 学校法人 松商学園 |
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所在地 | 長野県松本市 |
主要用途 | 大学 |
敷地面積 | 62,586㎡ |
延床面積 | 4,598㎡ |
構造 | RC造、一部S造 |
階数 | 地上4階 |