2022年竣工
瑞江第三中学校は、戸建て住宅・公園・地域主要道路に囲まれた様々な顔をもつ場所である。東西に長い敷地形状を活かして、仮設校舎を設けずにグラウンドであった場所に校舎を建設する計画であり、周辺環境との調和が大きなテーマであった。特に、北側住宅地に対しては十分に校舎との距離を確保し、上階に行くほど階段状にセットバックすることで、現状と変わらず日射が届くよう配慮している。
生徒の豊かな学習・生活・交流や、地域との積極的な連携を受け止めるよう、移動動線を少なくしたコンパクトな校舎の中に地域・教科・学習という特徴の異なる3つのラウンジを中心とした平面計画を行った。
2階から4階にて1フロア1学年とした普通教室ゾーンは、学年集会・少人数学習・生徒の交流の場となる『学習ラウンジ』を取り囲むように教室を並べて学年の一体感を創出している。
建築主 | 江戸川区 |
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所在地 | 東京都江戸川区 |
主要用途 | 中学校 |
敷地面積 | 12,327㎡ |
延床面積 | 9,327㎡ |
構造 | RC造 |
階数 | 地上5階 |