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福山市立大学 小松安弘記念館

2024年竣工

コンセプト

教育研究の質の向上を図り、多様な学びの創出や生涯にわたって学び続けることのできる教育研究の拠点、また、市民や民間研究機関等、地域を交えた連携の場として計画しました。部門構成を重視し、教育や研究を主体とする「教育研究棟」と学生の福利厚生を主体とする「福利厚生棟」の2棟構成としました。「教育研究棟」の中央に3層吹抜け空間をつくり、吹抜けに面してラウンジ・学術ライブラリーを配置し、建物内の教育・研究の一体感と融合を生み出しています。また、3層吹抜け空間は南側外壁をガラスカーテンウォールとし、教育研究活動や交流が敷地内外へ映し出される計画としました。2階には「教育研究棟」のラウンジ、「福利厚生棟」の学生交流サロン、それらをつなぐウッドデッキによって、にぎわいの中心地を創出しました。「福利厚生棟」は福山市のシンボルであるバラの花びらをイメージした曲面状の形態とし、利用者を敷地内へ誘導する計画としました。近接するキャンパスと同系色の外装タイルにより、統一感を創出しました。また福山ならではのデニム生地・鉄等をデザインの一部に取り入れました。

施設概要

建築主 福山市
所在地 広島県福山市
主要用途 大学
敷地面積 3,519㎡
延床面積 3,897㎡
構造 RC 造
階数 地上3階地上

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