認定こども園いくさと

コンセプト

市内の若い世代の人口増加傾向に伴い、老朽化した既存保育園と幼稚園を合わせ、「一人ひとりを大切に、心豊かにたくましく生きる子どもを育成する」という保育理念を基に、0歳児から５歳児までの幼保連携型認定こども園として、新しく整備されました。
園舎をセットバックして圧迫感を和らげて周辺配慮を行う一方、限られた敷地を有効利用するため、屋外附属室の一体化やプールの屋上設置など、園舎をコンパクトにまとめ、園庭や駐車場を確保しました。
大きく緩やかな勾配屋根と落ち着いた色調の外観は、周辺の山並みやまちなみといったふるさとをイメージし、壁面のアクセントカラーは、子どもたちの可愛らしさを表現しました。生活の中心となる保育室は南側園庭に面して配置し、小さな空間や図書コーナーなどの年齢帯に応じた遊び空間（オープンスペース）を併設しました。エントランスホールに面した中心に、大人数での活動空間であるランチルームや遊戯室を配置し、ギャラリーコーナーなどの仕掛けを共用部各所に配置しています。温もりのある木質系の仕上げを中心に、アクセントカラーをちりばめた、明るく楽しい内部空間をつくりました。