2014年竣工
本計画は病棟部門のほかに手術部・栄養管理部・材料部などを配置し、なかでも手術部は70㎡を超える手術室を2室設け、1室はハイブリッド手術室として使用可能な計画としました。また、屋上ヘリポート、1階救急部、各病棟から手術部へ直結する専用EVの設置することや、ICUを手術部と隣接して設けるなど、各部門の連携強化に努めました。
病棟は、視認性のよいスタッフステーションや高級感が演出された個室、ベッド間に天井までの可動間仕切りを設けた個室に近い雰囲気の4床室など、患者さんの快適性に配慮しました。
近年頻発する自然災害に対しては、基礎免震の採用や地上階出入口廻りへの防潮板設置、3階への電気室設置など、大災害時においても病院機能を維持できる計画するとともに、各階からの屋外避難スロープを整備するなど、患者さんの安全面にも配慮しました。
建築主 | 国立大学法人高知大学 |
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所在地 | 高知県高知市 |
主要用途 | 大学病院 |
敷地面積 | 204,718㎡ |
延床面積 | 18,514㎡ |
構造 | SRC造、一部S造(免震構造) |
階数 | 地上7階 |