2021年竣工
当該施設は、100有余年に渡る伝統を継承し、未来へはばたく新しい学園のシンボルとして計画しています。
本部機能を有する学園の中心施設であり、キャンパスの正面に位置する「新しい大学の顔」となることや「新しい教育・交流拠点」となることを主眼として設計業務を行いました。
外観は「品格と先進性を合わせ持つ新しい大学の顔」をコンセプトとしています。ガラスとタイルによるシンプルな縦方向の反復デザイン、道路に面した外壁にはリズミカルな市松模様、中央には新たなキャンパスのシンボルとなる大階段を配置し、キャンパス全体のエントランスとなるにふさわしいシンボリックな外観構成としました。また、大階段は隣接する校舎と校舎をつなぐ渡り廊下ネットワークの始点となっており、エントランススペースに設けることで利便性の向上とキャンパス全体の活性化を図っています。
建物中央部には2層吹き抜けのステップアップホールを計画しました。「実践力を高める新しい教育・交流拠点」として、見る・聞く・調べるといった学修活動を中心に、学生主体の柔軟な利用形態に対応した空間です。また、ステップ横には段差解消リフトを設置し、ユニバーサルデザインに配慮した計画としています。
建築主 | 学校法人 就実学園 |
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所在地 | 岡山県岡山市 |
主要用途 | 大学 |
敷地面積 | 25,566㎡ |
延床面積 | 4,658㎡ |
構造 | RC造 |
階数 | 地上4階 |