2000年竣工
この建設計画は、音楽学部棟の改築に合わせて、“音楽を志す学生が本格的なコンサートホールを体験できる環境を整備したい”という理事長の発案で始まりました。
1~5階はホール部分、6階以上にはレッスン室・アンサンブル室が配置されています。構造は、遮音の目的もありホール部分はSRC造とし、6階以上をS造としています。
ホールの基本的な形状はシューボックス型で、演奏者へ反射音を返す役割を担う大型ステージキャノピーや、オーケストラを立体的に配置できる電動昇降式オーケストラ迫りを導入しています。内装は音響的には客席椅子を除いてすべて反射性で、講演会等の場合は壁上段の回転式パネルを開くことにより、吸音面が露出して残響時間を変えることができます。
建築主 | 学校法人村崎学園 |
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所在地 | 徳島県徳島市 |
主要用途 | 大学ホール |
敷地面積 | 48,205㎡ |
延床面積 | 11,727㎡ |
構造 | SRC造(一部S造) |
階数 | 地上11階、地下1階 |